幅ひろく、世間を渡っていくという能力。
人よって生きる世界はまったく違うし、八方美人である必要はない。
しかし、自分の生きたいように生きていくには、それに適した能力が必要だ。

自分自身はどうだろう。
ビジネスパーソンにはビジネスのセンスが必要であろう。
大前提として、金銭感覚は重要だ、ビジネスの目的の半分以上は金儲けであることはいなめない。

金銭感覚は子供のころからの積み重ねもある。
親が模範を示せるか、自分自身で身につけるものかは人それぞれのセンスもあると思うが。
お金の使い方を教えるのは難しい。
足し算引き算掛け算割り算ができればこと足りるが、
微分積分ができてもお金の計算ができない人は多い。

欧米では当たり前のようにおこなわれているらしい、マネーという道具の使い方の教育、日本ではいっさい学校では教えない。
お金のことを口にだすのは卑しいという考え方があるのも国民性の違いであろう。
それゆえ、実社会にでた時に、いざ収入と支出を自分で管理しなければいけない立場になったときに対処できない。、
マネーに対する教育を受けたからといってどうなるものでもないこともある、、ノーベル賞クラスの金融工学を駆使しても今回の金融危機はさけられなかった。
道徳観の欠如、これがいちばんだろう。

結局知識ではなく、知恵だ、
では知恵とはなんだろう。
そしてそれはどうやって学ぶ、身につける?
親が子に伝えられるか?
子供の頃は親が一番の教師だ、学校教育現場の不信感は子供ですら感じるものがある。
人前ではいい言葉を並べても裏では悪いことをやっている人間もいる。
若者がすぐ人間不信に陥るのも自分自身を確立していないからだ。

経済的に安定すれば心に余裕が出てくるのも事実だ。
無いと不便このうえないもの、それがお金という道具だ。

生きていく能力、これは人生を楽しむということ。
この世に生を受けたからにはみな幸せにならなければいけない。
そして自分自身が幸せな人間でないと周りを幸せにはできない。

一時の快楽におぼれず、究極は死ぬまで、死ぬときに幸せと感じながら人生を終えるだろうか?
というところまでいく。

ラッキーな人生、
努力を重ねる人生、
失敗をおそれず、糧にして前へ進める生き方。
テレビや映画などに影響されやすい環境ではあるが、
現実と作り話を混同せず、
自分のこころをもち、未来を創っていこうとする強い意志が必要だ。

お金はたんなる道具だ、振り回されてはいけない。
無いと不便な道具ゆえ使い方がある、
使い方を間違えば、危険このうえない。

正しいお金にたいする考え方を持ちたいものだ。