波の音、川のせせらぎ、泉の湧き出る水音。
夏の暑いときには涼しさを感じさせてくれる。
冬凍えるような寒さの時には逆に寒さを強調してしまう。
たぶんこれは条件反射だ、暑いときに水は冷たくて気持ちいいものだと身体が覚えている。
この条件反射はいつごるできあがるのだろうか？
母親のおなかにいたときは羊水のなかだった、幼少のころ私は漁師町、海の近くで育った、海は一番の遊び場であり、生活そのものの場だった。
水は怖いと覚えてしまう反射も世の中にはある。
トイレの水の流れる音に恐怖をおぼえる子供もいる、これらの子供たちはトイレで用をたして、服装を整えてドアを開けて逃げる用意をしてから水を流す。
極端な子供はトイレから走って出てくる、流さないで行ってしまう子供もいるほどだ。
ふと気づいたが私も自分の家のトイレ以外では、そんなふうに身支度を整えてトイレを出る直前に流す。
子供のころのクセが抜けないのか？いや、私は中学校までは家も学校も汲み取り式だったが。
