これは社内でもお客様に対しても、はたまた男女関係にも言えることだが。
できません、やりません、と言う前に、
ハイ、YES、了解、かしこまりました、って言ってみよう。
どんな人間関係も、どんなサービス業もNoといってしまったら話は終わり。
相手を受け入れることによって自分の中に新しい考えが生まれる、
プランAプランBプランCといくつも代替案が浮かんでくる、検討に検討を重ねてどこかに現状よりはいい答えが見つかるはずだ。
まず、はいと了解して、
次に検討して、
最終的な答えは急がなくてもいいんじゃないかな。
ビジネスはスピードだというがスロービジネスとまでいかなくても、気持ちは余裕をもっていたいものだ。
レッドロブスターはエビやカニを提供するファミリーレストランだが、会社から近かったこともありたまに利用した。
今日の水槽のカニはおいしそうだね、でも身をほぐすのが面倒だからエビにするよ。とロブスターを注文しようとしたら、
お客様、よろしければ私が身をとってお持ちします、少し時間をいただきますがそれでよければご注文ください。と言われた。
それを聞いてもちろん私はカニをオーダーしたのだが、これにはいたく感動した。
店長さんにご挨拶したい、あなたの会社は成長するだろうから私は株を持ちたいと申し出た。
私にカニを割って身をとってくれたのは店長さんだった。
できない、やらないというのは簡単だ、そんな否定的な答えは誰も望んでない、考えてからNOといえる余裕を持ちたい。
どうしたらお客様の満足を得られるか。
相手は何を欲しいのだろう、そこに商売の基本があるのだが、
そもそも、これは本来人間関係の基本だろう。