マスにはならない、なれないではなく、ならないのだ。個を失ってはいけない。
私たちの製品は人と違ったものを求めるものだ。
似たようなものはどこにもある、ではどこにその差別化をあらわすか?
世界の工場中国で造る、これはだれどもやっている、今中国製品に求められる品質、日本製にあって中国製にないものは品質検査の徹底だろう。
ドットデザインの製品は中国で造り、日本で一品一品すべて人間の手で検査をしている。
バスタブも洗面器も一番求められるものは水漏れ耐性だ。これは排水部品を日本製に換えることでクリアできる。
人海戦術では人件費がかかってしかたないが、機械化するほどには数が整わない。
これは一品一品がマスにはならないから、個人が差別化されたモノを欲しがるからである、メジャーになればそこから大手と競合していかなければならない。
果たして合理化には至らないのだが、合理化された大手には価格でも差別化が必要だ。
なんでこんな儲からないことをしているのか?
自分が欲しいものは自分と同じような人間は欲しがるであろう、これすごくいいよって友達に勧める感覚なのかもしれない。
高くていいものは探せばいくらでもある、安くてイイモノはやっぱり人に勧めたくなる。
水周りは一生モノの耐久消費財だという、ほんとにそうだろうか?
建物は30年をメドに建替えられる、内装は10年がメドでリフォームされる時代だ。
リフォームの中心でクローズアップされる水周りはやはり10年で使い勝手を含めたデザインが検討されるものだ。
10年ひと区切りで新しいデザインを考えるには、価格も重要ファクター。
国産並品の価格帯でヨーロピアンデザインの水周りを!
ドットデザインは今建築家のあいだで密かなムーブメントをおこしている。