バリアフリーという面からは一線を画すが一考の価値はある。
床さえ造れば置くだけである、入れ替えも簡単。
10年一区切りでリフォームを考えるならこれほどお手軽で見栄えもよく人と違ったものを日常に求める人にお勧めできるモノはない。
女性は台所に自分の居場所を求める、(あなたは車に何百万も使うでしょ、私の台所にもそれぐらいかけて欲しいわ。)
男性は外の戦場から帰ったとき疲れをバスタブに求める人も多い。(いい湯だ、ああ極楽、極楽、ここなら奥さんの小言も聞こえない)
私たちに賛同する建築家がつくる家は台所とバスルームがとても大きく見栄えがする。
雑誌の水周り特集ではバスルームとキッチンでドットデザインの名前が多く見られる。
これはうれしいことだ。
とかく狭い土地に建てられることがおおい日本に住宅において、台所と風呂場を大きくすることは非常にむつかしい、
だが日常の中に非日常を求める昨今、一番欲しいものを日常に取り入れるのはとても理にかなうことだ。
それで毎日が潤うなら外に出てお金をかけて日常の鬱憤をはらすのは馬鹿らしいことだと考えるようになる人も多い。
5000万円の建物を30年で建替えるとして、一日あたり4566円を家に払ってる珪酸になる。ローンや税金を含めると1日1万円ぐらいは家に払っている、これは留守にしてホテルに泊まると1万円を捨てているようなものだ。
日常からの脱出にホテルを利用するならそのことを考えたい、それなら家にもっと今日もこの家ですごしたいと思うモノを取り入れてもいいのではないだろうか?